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真崎守の少女

少女との出会いと思いをそのままエピソード的にリアルに描いたのが青柳祐介の「梅雨の終わりに」だ。
ごく近所にいそうなちょっと可愛い女の子の子供時代独特の閉鎖性が印象的だったように思う。彼女にとっては、大きくなったら忘れてしまうほどの、それでいて切実感のある、いわば「風邪ひいたときの熱」のようなものなのだろう。